「収納を増やしたい」と思ったとき、どんな場面を思い浮かべますか。帰宅後のかばん、食卓に置いた書類、洗濯後の衣類。同じ収納の悩みでも、使うものや場所によって考えたいことは違います。

今回は、収納のリフォームを考えるきっかけとして、毎日の「使う・戻す」を見直すヒントをご紹介します。

1.出したままになるものを一つ選ぶ

最初から家じゅうを片づけようとせず、いつも置き場所に困るものを一つ選んでみましょう。「かばんが椅子に置いたままになる」なら、帰宅してからどこで中身を出し、翌朝どこで持ち出すかを思い返してみます。

しまう場所は決まっていても、使う場所から離れていたり、戻すたびに別のものを動かしたりしていないでしょうか。収納の広さだけでなく、戻すまでの動きを見るのがポイントです。

2.毎日使うものと、時々使うものを分けて考える

毎日使うかばんと、季節の飾りでは、取り出す頻度が異なります。一緒にしまう必要があるか、分けた方が自分たちに合うかを考えてみましょう。

「家族全員が同じしまい方で使えるはず」と決めつけず、使う人にも聞いてみると、新しい気づきがあるかもしれません。

3.今の暮らしで、仮の置き場所を試す

工事を決める前に、手持ちのかごや空いている棚を使い、置き場所を数日試してみる方法もあります。通路や扉の開閉を妨げない範囲で、「ここに戻す習慣がつきそうか」を確かめます。

うまくいかなかった場合も、考える材料になります。「場所は良いけれど中身が見えない」「家族には使いにくい」といった感想を残しておきましょう。重い家具の移動や棚の取り付けまで、自分で行う必要はありません。

4.収納の大きさと、部屋の使い方を一緒に想像する

収納を増やしたあとの部屋で、椅子を引く、扉を開ける、掃除をする場面も想像してみましょう。しまえる量が増えても、普段の動きが窮屈になるなら、別の形を考える余地があります。

相談するときには、しまいたいものの写真やおおよその寸法に加え、「どこで使い、どう戻したいか」を伝えると、希望が具体的になります。実際に設置できる寸法や固定方法、工事の可否は、現地の状況を確認してもらいましょう。

「たくさん入る」から、暮らしに合う収納へ

理想の収納は、家庭によって違います。全部を隠すのが好きな人もいれば、よく使うものは見える方が落ち着く人もいます。まずは一つのものについて、「使ったあと、どこなら無理なく戻せるだろう」と考えてみてください。その小さな発見を、リフォームの希望につなげていきましょう。

株式会社和の杜は、リフォーム事業、メンテナンス事業、通信事業、社会貢献活動に取り組んでいます。この読みものでは、暮らしを考えるヒントをお届けしています。